【アスベスト給付金制度について】
全国じん肺弁護団連絡会議は、じん肺・アスベスト訴訟の弁護団が結集する連絡会議として1980(昭和55)年に結成されました。「あやまれ、つぐなえ、なくせじん肺・アスベスト」をスローガンとし、じん肺やアスベスト被害者の早期救済、労働環境の改善、じん肺・アスベスト被害の根絶をめざして、原告団や多くの支援者と連携して、法廷内外において活動を続けています。裁判では、40年近くの間に100件の勝利判決を勝ち取り、約160件の事件を主に和解によって解決してきました。
現在も、建設アスベスト訴訟をはじめ多くのじん肺事件を担っています。
2024年12月9日
【三菱重工下関造船じん肺・アスベスト第2陣訴訟 原告勝訴判決が確定!】
2024年10月11日、最高裁判所第2小法廷は、三菱重工下関造船じん肺・アスベスト第2陣訴訟の広島高裁判決を不服とする、三菱重工㈱の上告を受理しないとする決定をしました。これにより、同訴訟は、被災者2名すべてに対し三菱重工㈱の加害責任を認めた広島高裁判決が確定しました。
2024年11月21日
【全国トンネルじん肺根絶第8陣訴訟 原告50名が全国一斉提訴!】
2024年11月14日、全国トンネルじん肺根絶第8陣訴訟は、原告50名が全国6箇所で一斉提訴しました。トンネルじん肺救済法について、超党派の議員立法成立に向けてアピールし、じん肺被害根絶を訴える提訴行動です。
2024年9月27日
【北海道建設アスベスト第2陣・第3陣訴訟でいずれも建材メーカーの責任を認める判決】
2024年9月20日、札幌地方裁判所は、北海道建設アスベスト第3陣訴訟で、原告21名全員に対し、その職種等に応じて建材メーカー5社の責任を認める判決を言い渡しました。
これに続く9月26日、札幌高等裁判所は、北海道建設アスベスト第2陣訴訟控訴審で、原告16名のうち11名に対し、その職種等に応じて建材メーカー3社の責任を認める判決を言い渡しました。これは、第一審である札幌地裁判決をほぼ踏襲したものです。
建設労働者のアスベスト被害について、建材メーカーの責任を認める判決が全国で相次いでいます。いのちあるうちの解決が一層強く求められています。
2024年7月17日
【「建物改修解体によるアスベスト被害の根絶をめざす」学習会のご案内】
2024年7月22日(月)14:00~16:30
衆議院第2議員会館第1会議室において、
「建物改修解体によるアスベスト被害の根絶をめざす」学習会を開催します。建物改修工事や解体工事によるアスベスト被害を防止するために、近年、法改正が行われましたが、いまだ課題が残されています。現在の制度の問題点や課題の報告と、現場からの訴えを受けて、補助金制度の必要性と課題を整理し、意見交換を行います。
会場参加のほか、以下のURLからライブ配信も行っております。是非ご覧下さい!
2024年6月27日
【石綿に関するシンポジウムのご案内】
2024年7月7日(日)14:30~16:30
福岡市立中央市民センター大ホールにおいて
『石綿健康被害を増やさないためのシンポジウム~行政と共に、事業者・発注者・住民で考えるリスクコミュニケーション~』を開催します。建築物の解体・改修によるアスベスト被害の拡大が懸念される中、石綿健康被害を防ぐために何が必要なのかを、広く共有するためのシンポジウムです。
九州社会医学研究所所長の田村昭彦医師ほか、行政・議員・組合代表者らの参加を予定しております。参加費は無料です。
当日参加できなかった方のためYouTubeでもご視聴いただくことが可能となりました!
2024年5月29日
【首都圏建設アスベスト神奈川2陣訴訟 差戻審で不当判決!】
2024年5月29日、東京高裁は、建設アスベスト神奈川2陣訴訟の差戻審で、原告2名のニチアス及びAアンドAマテリアルに対する損害賠償請求を棄却する不当判決を言い渡しました。
本判決は、建物の解体作業に従事した被災者との関係で、建材メーカーらの警告義務違反を認めた東京高裁判決を取り消した差戻審としての判決です。東京高裁は、ニチアス及びAアンドAが製造した保温材を被災者が現場において使用していた可能性は否定できないが、使用する頻度が高かったということは困難であるとし、ニチアス及びAアンドAに民法719条1項後段の類推適用による共同不法行為責任の成立を認めることはできないと判断しました。
2024年2月22日
【北海道建設アスベスト1陣訴訟 最高裁で原告勝訴判決が確定!】
2024年2月21日付で、最高裁判所第3小法廷は、建材メーカー側および原告側の上告、上告受理申立について、上告を棄却し、上告を受理しない決定をしました。これにより、建材メーカー4社の責任を認めた札幌高裁判決(2022年5月30日判決言渡)が確定しました。
2023年6月30日
【関西建設アスベスト大阪2陣・3陣訴訟で建材メーカー12社の責任を認める判決!】
2023年6月30日、大阪地裁で、関西建設アスベスト大阪2陣・3陣訴訟の判決がありました。判決内容は、原告129名(被災者単位73名)のうち、原告104名(被災者単位64名)の請求を認容し、建材メーカー12社に対し、総額9億4297万7827円の支払を命じるという、原告勝訴判決でした。
2023年5月31日
【首都圏建設アスベスト神奈川1陣訴訟、差戻し審で原告勝訴判決!】
2023年5月31日、東京高裁で、首都圏建設アスベスト神奈川1陣訴訟の差戻審の判決言渡がありました。判決内容は、原告28名(被災者単位18名)のうち、原告22名(被災者単位13名)の請求を認容し、ニチアス、AアンドAマテリアル、MMK、太平洋セメントに対し、総額1億0367万8664円の支払を命じるという、原告勝訴判決でした。
2023年5月19日
【首都圏建設アスベスト神奈川1陣訴訟、ノザワと初の和解!】
2023年5月19日、首都圏建設アスベスト神奈川1陣訴訟(東京高裁第2民事部)で、ノザワと原告4名の和解が成立しました。専属下請けにあった被災者を除くと、被告企業との和解は全国で初めてです。早期解決、全面解決へ向けての大きな一歩となることが期待されます。
2023年3月23日
【関西建設アスベスト京都2陣訴訟で原告勝訴判決!】
2023年3月23日、京都地裁第1民事部で、関西建設アスベスト京都2陣訴訟の判決言渡がありました。被害者30名のうち24名(原告数43名のうち36名)に対する被告建材メーカーの責任を認め、メーカー5社に対し元本総額2億2445万9250円の支払を命じる原告勝訴判決でした。
2023年2月10日
【造船アスベスト国賠訴訟を初提訴】
2023年2月10日、大阪アスベスト弁護団では、造船会社の元従業員や一人親方として、船舶の内装、電気、配管工事や検査業務などに従事していた労働者とそのご遺族を原告として、国家賠償請求訴訟を提起しました。また、札幌地方裁判所でも原告1名が同様の提訴をしました。
造船作業に従事した労働者が国の責任を問う訴訟は全国で初めてです。
2022年11月7日
【三菱長崎造船じん肺アスベスト訴訟(第3陣)長崎地裁で原告勝訴判決】
2022年11月7日、長崎地方裁判所は、三菱重工長崎造船所で働き、アスベストにばく露した元下請け工及び遺族らによる損害賠償請求について、被災者単位18名のうち13名について、三菱長崎造船側の責任を認め計1億2000万円の支払いを命じる原告勝訴判決を言い渡しました。
2022年9月26日
【三井金属神岡鉱山じん肺訴訟第2陣 最高裁で原告勝訴判決が確定!】
2022年9月15日、最高裁判所第1小法廷は、被告三井金属鉱業がした上告を不受理とする決定をしました。これにより、原告ら勝訴の三井金属神岡鉱山じん肺訴訟第2陣の名古屋高裁判決が確定しました。
確定した名古屋高裁判決は、原告らがじん肺であると認めた行政決定(管理区分決定)に高度の信用性があると認定した上、被告三井金属鉱業が裁判に提出したCT画像を用いての医師の意見書には相応の証明力しかないとして、それのみで管理区分決定の高度の信用性を覆すには足りないとしました。名古屋高裁判決が確定したことにより、CT偏重によるじん肺被害の切り捨てを食い止めた意義は大きいといえます。
原告団、弁護団及び労働組合は、「あやまれ つぐなえ なくせ じん肺アスベスト」のスローガンの下、被告三井金属鉱業に対し、真摯な謝罪と3陣も含めた全面的解決を迫っていきます。
2022年8月23日
【建設アスベスト訴訟 大阪2陣訴訟で建材メーカーと和解成立!全国初】
2022年8月23日、関西建設アスベスト大阪2陣訴訟の遺族原告1名と建材メーカー1社が、大阪地裁で和解しました。
建設アスベスト訴訟において、建材メーカーとの和解が成立したのは全国で初めてです。
和解した建材メーカーは「日本インシュレーション」(旧大阪パッキング製造所)。耐火被覆材として使用するケイカル板2種等の製造メーカーです。被告の建材メーカーらは、昨年5月の最高裁判決によって責任が認められたにも関わらず、話し合いの席に着くことさえ拒否し、裁判を続けています。そのため、原告ら被害者の「命あるうちの解決」は困難となっています。今回、専属下請関係という個別事情があったとはいえ、建設アスベスト訴訟の中で被告側から和解の申し出があったことの意義は極めて大きいです
2022年6月7日
【建設アスベスト訴訟全国一斉提訴】
2022年6月7日、北海道、東北、東京、関東、埼玉、神奈川、東日本、京都、大阪、関西、岡山、九州の12弁護団は、建設アスベスト訴訟の全面解決を求めて、全国で石綿建材メーカーを提訴しました。
2022年6月3日
【首都圏建設アスベスト神奈川2陣訴訟判決】
2022年6月3日、最高裁判所第2小法廷(菅野博之裁判長)は、首都圏建設アスベスト神奈川2陣訴訟について、解体作業に従事した被害者との関係で、建材メーカーの警告表示義務違反を認めた東京高裁判決を取り消す不当判決を言渡しました。
2022年5月30日
【北海道建設アスベスト訴訟(第1陣)判決】
2022年5月30日(月)15時、札幌高等裁判所第2民事部で、北海道建設アスベスト訴訟(第1陣)控訴審の判決言渡がありました。国の責任については和解が成立しており、企業(建材メーカー)に対する請求についての判決でしたが、札幌高裁は、被災者23名のうち16名に対し、建材メーカー4社の責任を認めました。
2022年4月28日
【北海道建設アスベスト訴訟(第2陣)判決】
2022年4月28日(木)13時30分、札幌地方裁判所で、北海道建設アスベスト訴訟(第2陣)の判決言渡がありました。昨年5月17日の最高裁判決で国の責任が認められたことにより、1名の原告を除き国とは和解が成立し、企業(建材メーカー)に対する請求についての判決でしたが、26名の原告のうち18名に対し、建材メーカー5社に対する請求が認容されました。認容額の合計は約9900万円です。
2022年2月1日
【トンネルじん肺第7陣訴訟の提訴】
2022年2月1日、東京地裁(原告7名)、札幌地裁(同8名)、仙台地裁(同6名)、新潟地裁(同6名)、福井地裁(同16名)、松山地裁(同8名)、熊本地裁(同11名)に、全国トンネルじん肺根絶第7陣訴訟を、全国で元請ゼネコン69社を被告として提訴しました(原告合計62名)。
トンネル建設工事で働いたトンネル建設労働者がじん肺に罹患して退職してから、重篤な症状に苦しんでいます。これまで2500名を超える被害者が提訴してきましたが、未だに被害者は発症しています。
元トンネル建設労働者たちは、じん肺を発症したときには裁判をすることなく簡易迅速に補償を受けられるよう、基金の創設を求めています。超党派の国会議員懇談会の支援を受けてトンネル建設元請企業に実現を求めています。ご支援をよろしくお願いします。
2021年10月5日
【提訴のお知らせ】
神岡鉱山で働いてきた労働者本人および遺族が,神岡鉱山を経営する三井金属鉱業株式会社および神岡鉱業株式会社(以下「三井金属鉱業ら」)に対し,長年にわたり,安全配慮義務を怠ったまま劣悪な環境で労働者らを働かせた結果,労働者らがじん肺および合併症に罹患し,またじん肺死に至ったとして損害賠償を求めている、三井金属神岡鉱山じん肺訴訟は、2021年10月1日、岐阜地方裁判所に第3陣を提訴しました。
3陣原告は元労働者及び遺族の合計7名です。7名のうち5名は1陣で原告だった人やその遺族であり、1陣で被害を認められなかったり、1陣判決後被害が進んで亡くなったりした人達の遺族です。1陣判決確定後も三井金属鉱業らは一切謝罪をしません。それどころか、本年9月17日の2陣名古屋高裁の原告ら勝訴判決に対しても上告をしました(「じん肺弁連からのお知らせ」2021年9月16日付け記事)。謝罪もせず解決を図ろうともしない三井金属鉱業らに対して、怒りの3陣提訴です。詳しくは「声明文」をご覧ください。
2021年9月25日
【「アスベスト絵伝」の発刊】
大阪アスベスト弁護団が,2006年5月提訴し,2014年10月に原告勝利の最高裁判決を得た「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟」を支援し,現在もアスベスト被害根絶のために活動している「泉南アスベストの会」の中村千恵子さんが,泉南アスベスト国賠訴訟の闘いを書き綴った記録をまとめた「アスベスト絵伝」が発刊されています。是非,手に取ってご覧下さい。
https://www.asahi.com/articles/ASP9N6WYLP9JPXLB00G.html 「朝日新聞記事」
https://sennan-asbestos.com/ 「泉南アスベストの会 ホームページ」
◆「アスベスト絵伝 大切なもの それは命」には,「一区切り」後の交流の日々や終わらない闘いと支援,「沈黙の時代」に石綿の危険性を訴えていた泉南市の医師・梶本政治(1913~1994)の記録も収めています。A4変型判で120ページ(税込み3300円)。問い合わせは泉南アスベストの会(090・3703・7414)へ。
2021年9月16日
【判決のお知らせ】
神岡鉱山で働いてきた労働者本人および遺族が,神岡鉱山を経営する三井金属鉱業株式会社および神岡鉱業株式会社に対し,長年にわたり,安全配慮義務を怠ったまま劣悪な環境で労働者らを働かせた結果,労働者らがじん肺および合併症に罹患し,またじん肺死に至ったとして損害賠償を求めていた2陣の裁判について,令和3年9月16日,名古屋高等裁判所民事4部が,原告らの損害賠償請求をほぼ全面的に認容する判決を言い渡しました。
具体的には,地裁で管理区分を否定された原告5名のうち、3名について管理区分どおりの認容額を認めたものです。
これで,逆転した3名を加え,被災者8名中6名が管理区分決定どおりとなりました。なお,不当にも認められなかった2名についても地裁で認められた被害自体は維持されています。
「神岡の借りは神岡で返す」 それを果たした判決です。
詳しくは「声明文」をご覧下さい。
2021年9月10日
【アスベスト被害相談会のお知らせ】
10月4日(月)~6日(水)、アスベスト被害について全国一斉電話相談会を実施します。
電話番号:0120-057-358
受付時間:午前10時~午後3時(各日とも同じ)
今年5月17日、建設アスベスト訴訟について国及び建材メーカーの責任を認める最高裁判決が出ましたが、私たちは、すべてのアスベスト被害の救済を目指し戦いを続けてまいります。フリーダイヤルですのでお気軽にご相談ください。
2021年8月5日
【裁判のお知らせ】
北海道建設アスベスト第1陣訴訟(被災者数23名)は、8月5日、被災労働者21名と国との間で、国が総額2億50000万円余りを支払うこと等を内容とする和解が成立しました。5月17日の最高再判決と、翌18日の基本合意を受けた集団和解としては、全国で初の和解です。2011年4月25日の提訴から10年以上もの期間を要しましたが、ようやくアスベスト被災者救済へ向け大きな一歩を踏み出すことができました。建材メーカーとの間では和解は成立しておらず、判決を待つこととなりますが、被災者のいのちあるうちの解決を目指すべく、引き続き闘いを続けてまいります。
2021年6月17日
【アスベスト給付金制度について】
5月17日の最高裁判決を受けて、アスベストによる疾患にり患した建設労働者等に対する給付金制度が成立しました。
来年3月31日までに施行されることとなっていますが、手続等の詳細は未定です。給付金制度の具体的な内容はこちらをご覧下さい。
2021年5月17日
【判決のお知らせ】
最高裁判所第1小法廷(深山卓也裁判長)は、本日、建設アスベスト訴訟4件(神奈川1陣訴訟、東京1陣訴訟、京都1陣訴訟、大阪1陣訴訟)について、国及び建材メーカーらの責任を認める判決を言渡しました。この判決について、詳しくは原告団・弁護団ら共同の声明をご覧下さい。
2021年2月22日
【裁判のお知らせ】
最高裁判所第一小法廷(深山卓也裁判長)は、関西建設アスベスト大阪1陣訴訟(原告数32名、被害者数19名)において、国の上告受理申立を不受理とするとともに、原判決で国の責任が否定された解体作業に従事する「一人親方」の被害者1名(原告1名)に関する原告側の上告受理申立を受理しました。
これにより、国の責任について、大阪高等裁判所第3民事部(2018年9月20日、江口とし子裁判長)判決が、被害者19名中17名(原告32名中30名)に対する関係で確定しました。
本決定は、先行する首都圏建設アスベスト東京1陣訴訟最高裁決定(2020年12月14日付)、関西建設アスベスト訴訟京都1陣訴訟最高裁決定(2021年1月28日付)に続き、国の規制権限不行使の責任を確定させた3つめの決定です。本決定は、原判決が国の責任割合を2分の1としていた点に関して国の上告受理申立を排斥し、原判決を確定させました。原判決は、石綿含有建材の普及は国の住宅政策に起因する面があること、製造・使用の禁止にかかる規制権限不行使の違法があること等を指摘し、他の高裁判決が国の責任割合を3分の1としていたのとは異なり、国をより厳しく断罪していましたが、本決定はこれを是認しました。
また,建材企業の責任について、原判決で責任が認められた被告企業8社のうち、積水化学工業を除く7社(エーアンドエーマテリアル、神島化学工業、大建工業、ニチアス、日東紡績、ノザワ、エム・エム・ケイ)の上告及び上告受理申立につき上告棄却・不受理と決定しました。これにより、被害者19名中11名(原告32名中13名)との関係で、7社の責任が確定しました。本決定は、京都1陣訴訟に続き、シェアと確率論を用いて被害者ごとに特定された主要原因企業らが、共同不法行為者として連帯して損害賠償責任を負うべきことを明確にしました。
同訴訟の最高裁判所での弁論は、2021年4月19日(月)13時30分からです。詳しくは「声明」をご覧下さい。
2021年2月10日
【裁判期日のお知らせ】
建設アスベスト・東京第3陣訴訟につきまして、2月10日(水)14時から、東京地方裁判所にて第2回口頭弁論期日が開かれました。
口頭弁論期日では、原告側代理人2名による意見陳述が行われました。代理人の意見陳述は、「建築工程、作業内容と石綿粉じんばく露実態」「石綿関連疾患による被害の実態」という内容について行われました。
次回の裁判期日は、2021年6月4日(金)14時に指定されました。引き続きご注目下さい!
2021年1月29日
【裁判のお知らせ】
関西建設アスベスト・京都1陣訴訟につきまして、最高裁判所第1小法廷は、1月28日、国及び建材メーカーの上告受理申立の多くを、上告棄却・不受理とする決定をしました。
これにより、国及び建材メーカー8社の賠償責任が確定しました。この決定についての弁護団らの声明はこちらです。
2020年12月23日
【厚労相「深くおわび」】
建設アスベスト・東京第1陣訴訟につきまして、最高裁判所第1小法廷が国の上告を不受理とする決定をしたことを受けて、田村憲久厚生労働大臣が原告らに謝罪しました。
2020年12月17日
【裁判のお知らせ】
建設アスベスト・東京第1陣訴訟につきまして、最高裁判所第1小法廷は、12月14日付で、国が申立てた上告を不受理としました。そのため、国に対する関係では、原審である東京高等裁判所第10民事部の判決(2018年3月14日言渡)が確定し、国の賠償責任が確定しました。建設アスベスト訴訟において、国の賠償責任が確定するのは全国で初めてです。しかも、一人親方や中小事業主に対する国の責任も確定した意義は極めて大きいと言えます。
建材メーカーに対する関係では、原告らの上告が受理されたため、原審である東京高等裁判所第10民事部による建材メーカーの責任を否定した判断が覆る可能性が十分にあります。
同訴訟の最高裁判所での弁論は、2021年2月25日(木)14時からです。引き続きご注目下さい!
最高裁の決定についての弁護団らの声明はこちらです。
2020年12月16日
【厚労省発表】
厚生労働省による、令和元年度に石綿ばく露作業による労災認定などを受けた労働者等が所属していた事業場の名称、所在地、作業情報などの情報を取りまとめたものの公表がありました。公表された事業場数は992事業場、うち新規は749事業場ありました。
2020年11月4日
【裁判期日のお知らせ】
建設アスベスト・東京第3陣訴訟につきまして、11月4日(水)に東京地方裁判所にて第1回口頭弁論期日が開かれました。
東京第3陣訴訟は、1次・2次提訴を含めて、原告数111名(被災者数103名)の訴訟です。
当日は14時から弁論期日が開かれ、原告側の意見陳述が行われました。原告側は、原告2名(原告本人、遺族原告)と代理人4名が意見陳述を行いました。代理人の意見陳述は、「石綿関連疾患による被害と粉じん曝露実態」「被告国の責任」「被告メーカーの責任」「建設アスベスト訴訟の到達点と裁判所に望むこと」という内容について行われました。
次回の裁判期日は、2021年2月10日(水)14時に指定されましたので、引き続きご注目ください!
2020年10月22日
【裁判期日のお知らせ】
建設アスベスト・神奈川第1陣訴訟につきまして、10月22日に最高裁判所にて弁論期日が開かれました。建設アスベスト訴訟に関して最高裁判所で弁論期日が開かれたのは、全国で初めてです。
当日は13時30分から弁論期日が開かれ、原告・被告双方の意見陳述が行われました。原告側は、原告2名と代理人5名が意見陳述を行いました。被告側は国と建材メーカー6社が意見陳述を行いました。
判決言渡期日は、後日指定されることになりました。いよいよ最高裁判所の判決も目前まで迫ってきておりますので、引き続きご注目下さい!
2020年9月8日
【裁判期日のお知らせ】
建設アスベスト・神奈川第1陣訴訟につきまして、10月22日に最高裁判所で弁論期日が開かれることになりました。現在、5件の建設アスベスト訴訟が最高裁判所に係属しておりますが、最高裁判所で弁論期日が開かれるのは、神奈川第1陣訴訟が全国で初めてになります。
いよいよ最高裁判所の判決も目前まで迫ってきておりますので、是非ご注目ください!
2020年9月4日
【判決のお知らせ】
9月4日(金)、建設アスベスト訴訟・東京第2陣訴訟につきまして、東京地方裁判所にて判決の言い渡しが行なわれました。判決では、国と建材メーカー5社の責任を認めました。特に国に対する請求では、一人親方等についての責任を認めるとともに、屋外作業に従事していた者についての責任を認めました。
これで国に対しては14連勝となり、企業の責任を認める判決も8件となりました。
2020年8月28日
【判決のお知らせ】
8月28日(金)、建設アスベスト訴訟・神奈川第2陣訴訟につきまして、東京高等裁判所にて判決の言い渡しが行なわれました。判決では、国と建材メーカー3社の責任を認めました。国に対する請求では、一審横浜地裁判決で否定されていた国の責任を認め、原告全員を救済しました。また、建材メーカーに対する請求では、解体・改修作業者との関係でも責任を認めました。
2020年8月26日
【提訴のお知らせ】
8月26日(水)、建設現場でアスベストにばく露し健康被害を受けた元建設労働者と遺族計10人が、国と建材メーカー12社を相手に、総額2億7000万円の損害賠償を求め仙台地方裁判所に提訴しました。
東北地方での集団提訴は初めてです。
2020年8月19日
【裁判期日のお知らせ】
8月19日(水)、建設アスベスト訴訟・北海道第1陣と第2陣の弁論期日が開かれました。第1陣訴訟の次回期日は、11月20日(金)11時20分で、この期日で結審の予定です。第2陣訴訟は、今回の期日で結審となり、判決期日は12月10日(木)13時10分に指定されました。
2020年7月17日
【裁判期日のお知らせ】
建設アスベスト訴訟・北海道第3陣の第1回弁論期日が開かれました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、法廷内の傍聴席を制限し、ソーシャルディスタンスを確保した中での期日でした。
次回弁論期日は、11月20日(金)13時10分に指定されました。
2020年6月22日
【裁判期日のお知らせ】
本年3月24日に提訴した、建設アスベスト訴訟・北海道第3陣の第1回弁論期日が、7月17日(金)11時に指定されました(札幌地裁)。第3陣訴訟は、13名の被災者に関し、被災者本人またはそのご遺族が原告となっています。現在、札幌高裁に控訴審が継続中の第1陣、札幌地裁で結審間近の第2陣とあわせ、第3陣訴訟にもご注目下さい!
2020年6月21日
【判決期日のお知らせ】
建設アスベスト訴訟・神奈川第2陣東京高裁判決の言い渡し日が、8月28日(金)15時に予定されております(東京地裁101号法廷)。建設アスベスト訴訟では、全国で6つ目の高裁判決となりますので、是非ご注目下さい!
【判決期日のお知らせ】
建設アスベスト訴訟・東京第2陣東京地裁判決の言い渡し日が、新型コロナウイルスの関係で延期となっておりましたが、9月4日(金)15時に指定されました(東京地裁103号法廷)。神奈川第2陣東京高裁判決の翌週となり、首都圏で連弾の判決となりますので、こちらも是非ご注目下さい!
2019年9月10日
全国じん肺弁護団連絡会議のHPを開設しました。